シミや目の下のクマは、ケアを始めても消えるまでに時間がかかります。そのあいだ「今日の見え方」をどうにかしたいときに使えるのが、BBクリームやコンシーラーといった隠す道具です。抵抗がある人も多い分野ですが、やり方を間違えなければ、化粧をしているとは気づかれません。
この記事で分かること
- BBクリームとコンシーラーの役割の違いと、悩み別の使い分け
- 不自然にならない色の選び方と、塗る量の具体的な目安
- やりがちな失敗と、その日のうちにきちんと落とす手順
BBクリームとコンシーラーは役割が違う
同じ「隠すもの」に見えて、担当する範囲がまったく違います。ここを取り違えると、厚塗り感が出るか、狙ったところが隠れないかのどちらかになります。
| BBクリーム | コンシーラー | |
|---|---|---|
| 塗る範囲 | 顔全体 | 気になる部分だけ、点で |
| 得意なこと | 肌全体の色ムラ・くすみをならす | シミ・クマ・赤みなど、はっきりした一点を隠す |
| カバー力 | 低〜中 | 高い |
| 価格帯の目安 | 1,500〜3,500円 | 1,000〜2,500円 |
両方を使う必要はありません。悩みが一点に絞られているならコンシーラーだけ、顔全体がなんとなく疲れて見えるならBBクリームだけ、で十分成立します。
何を隠したいかで選ぶものが変わる
| 気になっているもの | 向いている道具 | ひとこと |
|---|---|---|
| 頬のシミ・そばかす | コンシーラー(スティック・固形) | 硬めのテクスチャーのほうが一点に留まる |
| 目の下の青グマ | コンシーラー(リキッド) | 皮膚が薄く動くので、柔らかいタイプでないとヨレる |
| 小鼻や頬の赤み | BBクリーム、または緑系の下地 | 赤の反対色でトーンを打ち消す考え方 |
| 顔全体のくすみ・土気色 | BBクリーム | 薄く全体に。一点を狙わない |
| ヒゲの剃り跡の青み | BBクリーム(やや厚め) | 完全には消えない。緩和までと考える |
そもそもの赤みが慢性的に続いている場合は、隠す前に原因の側を見直したほうが早いこともあります。顔の赤み・ヒリつきが気になる中年男性へも合わせて確認してみてください。
色選びで仕上がりの大半が決まる
失敗のほとんどは色です。手の甲で試して選ぶ人が多いのですが、手の甲と顔では色が違うため、ここでずれます。
試すのはフェイスラインです。あご先から首にかけての境目に少し置き、自然光で見て境目が分からなければ正解です。明るさで迷ったら、暗いほうを選んでください。顔だけ明るいと浮きますが、わずかに暗い分には日焼けしているように見えるだけで済みます。
コンシーラーの場合、青グマには黄みがかったベージュ、茶グマには少し明るめのベージュ、赤みにはイエロー系、と色で打ち消す考え方が基本です。オレンジ系は青グマに効きますが、量を間違えると浮くので、上から肌色を軽く重ねて馴染ませます。
量と手順は「少なすぎるくらい」から
BBクリームはパール1粒ぶん(直径5mmほど)を顔全体に。これで足りないと感じても、いきなり倍にせず、気になる部分にだけ少し足します。額・鼻・両頬・あごの5点に置いてから、指の腹で外側へ薄く伸ばすとムラが出にくくなります。
コンシーラーは米粒の半分程度。気になる部分に直接置かず、その少し外側に置いて、指先で中心に向かって叩き込むと境目が消えます。こするのではなく、軽く叩くのがポイントです。
塗ったあとは30秒ほど触らずに置くと定着します。時間にすると全部で2分程度で、髭剃りより短く済みます。日中テカってきたらティッシュで軽く押さえるだけにして、上から塗り足さないほうがきれいなままです。
やりがちな失敗
顔だけ塗って首を放置する — いちばん目立つ失敗です。顔と首で色が違うと、明るさの差が輪郭で切り替わって見えます。フェイスラインで色を合わせておけば起きません。
カバー力の高いものを選びすぎる — しっかり隠れる製品ほど厚く見えます。中年男性の肌は皮脂が多くヨレやすいため、薄付きのものを必要な場所だけに使うほうが結果的に自然です。
乾燥した肌に直接塗る — 粉をふいた状態の上に乗せると、そこだけ浮いて余計に目立ちます。塗る前に化粧水と乳液で整えておくのが前提です。化粧水・乳液のつけ方の基本のとおり、まず肌の側を作ってからになります。
日焼け止めの代わりにする — BBクリームにSPF表示があっても、日焼け止めとして必要な量を塗ることは通常ありません。紫外線対策は顔の日焼け止めを毎日塗る習慣のとおり別に確保してください。
落とし方まで決めてから始める
隠す道具は油分を含むため、洗顔料だけでは落ちきらない製品があります。残ったまま寝ると毛穴のつまりや肌荒れの原因になり、隠すために肌を悪くするという本末転倒になりかねません。
パッケージに「石けんで落とせる」と書かれているものを選べば、普段の洗顔でそのまま済みます。書かれていない場合はクレンジング剤が別途必要です。手間を増やしたくないなら、買う時点で石けんオフ対応のものに絞るのが現実的です。
無理に使わなくていい人
肌が荒れている最中の人は、まず荒れを落ち着かせるのが先です。炎症がある場所に重ねると悪化することがあります。
朝に時間をかけたくない人も、無理に取り入れる必要はありません。清潔感は隠すことよりも、髭・眉・髪が整っているかで決まる部分が大きく、そちらのほうが費用対効果は高いといえます。
また、シミが急に増えた、形がいびつ、色が濃くなってきたといった変化がある場合は、隠す前に皮膚科で確認してください。隠せてしまうと、変化に気づくのが遅れます。
最初の1本を選ぶなら(PR)
色は明るいほうを選ぶと浮きます。首の色に合わせるのが基本です。落とすためのクレンジングも一緒に用意しておいてください。
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まとめ
BBクリームは顔全体のトーンをならすもの、コンシーラーは一点を隠すもので、両方をそろえる必要はありません。色はフェイスラインで合わせ、量は少なすぎるくらいから始めて、その日のうちに落とす。この3つを守れば不自然にはなりません。
ケアで肌そのものを整えるのが本筋であることは変わりませんが、結果が出るまでには時間がかかります。その間の見え方を支える手段として持っておく、くらいの距離感がちょうどいいはずです。効果や仕上がりには個人差があります。


