年末になると「今年こそ全部やる」と意気込んで、結局リビングの途中で力尽きる。毎年これを繰り返している人は多いはずです。全部やろうとしないほうが、結果的にきれいになります。
全部やらない。効果の大きい場所だけやる
掃除は、かけた時間と満足度が比例しません。目に入る回数が多い場所ほど、やった効果を感じられます。
| 優先 | 場所 | 所要 | 効果 |
|---|---|---|---|
| 1 | 窓・鏡・照明のカバー | 1〜2時間 | 部屋全体が明るくなる。いちばん見た目が変わる |
| 2 | 換気扇・レンジまわり | 2時間 | においが変わる。放置するほど落ちなくなる |
| 3 | 風呂の排水口・カビ | 1時間 | 健康にも関わる |
| 4 | 床と巾木のホコリ | 1時間 | ハウスダスト対策になる |
| 5 | 玄関 | 30分 | 来客時の第一印象 |
| — | 押し入れ・物置 | 半日〜 | 時間の割に見た目は変わらない。別の日でよい |
照明のカバーは見落とされがちですが、ホコリで暗くなっているだけの部屋はかなりあります。拭くだけで体感の明るさが変わるので、費用対効果としては最上位です。
順番を間違えると2度手間になる
- 上から下へ:照明 → 棚 → 窓 → 床。床を先にやると、落ちてきたホコリでやり直しです
- 奥から手前へ:部屋の奥から玄関に向かって進めます
- 乾いた汚れが先:ホコリを取ってから水拭き。逆にすると泥のように伸びます
- 洗剤は置いて待つ:こする時間より、置く時間のほうが仕事をします
年末にやらないほうがいいこと
- 寒い日の水回り:手が荒れ、乾きも悪くなります。換気扇やベランダは11月中に済ませるのが正解です
- 大型家具の移動をひとりで:腰をやると年末年始が台無しです。中年以降は本当に多い事故です
- 高い場所に脚立で登る:転落は毎年起きています。伸縮式の道具で足がつく範囲にとどめる
- 大量の不用品を年末に出す:自治体の回収は年末で止まります。12月中旬までに確認しておく
- 塩素系と酸性の洗剤を一緒に使う:有毒なガスが出ます。「混ぜるな危険」は本当に危険です
道具を1つ足すなら
道具でいちばん時短になるのは、こする作業を代わりにやってくれるものです。
| 道具 | 価格の目安 | 効く場所 |
|---|---|---|
| 電動ブラシ(回転式) | 3,000〜8,000円 | 風呂・タイル・サッシの溝 |
| スチームクリーナー | 6,000〜20,000円 | 換気扇・レンジ・床の油汚れ |
| 高圧洗浄機 | 15,000〜40,000円 | ベランダ・外壁・網戸 |
| 伸縮モップ | 1,500〜4,000円 | 照明・天井・エアコン上部 |
年に1回しか使わないものに数万円かけるかは考えどころですが、電動ブラシと伸縮モップは、しゃがむ・背伸びするという中年にきつい姿勢を減らしてくれます。腰と膝への保険と考えると、価格以上の価値があります。
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こする力が必要な場所ほど、道具の差が出ます。防水等級(IPX表記)を確認して、風呂で使えるものかどうかだけは見ておいてください。
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まとめ
大掃除は、全部やろうとした年ほど中途半端に終わります。照明・窓・換気扇・風呂の4か所に絞る。上から下、奥から手前。この2つを守るだけで、半日でも見違えます。
そして、寒い日の水回りと、ひとりでの家具移動だけはやめておいてください。年末に腰を痛めると、正月がまるごと消えます。


