窓の結露とカビを断つ|毎朝びしょ濡れになる家の原因と対策

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朝、カーテンを開けたら窓がびっしょり。サッシの下に水がたまり、ゴムパッキンが黒くなってきた——冬になると毎年これ、という家は少なくありません。放っておくと結露は壁の中まで進み、カビとダニの温床になります。

結露は「湿気が多い」だけでは起きない

結露が出るのは、空気が抱えられる水分の量が、温度によって決まっているためです。暖かい空気はたくさん水分を含めますが、冷たい窓に触れた瞬間に抱えきれなくなり、水になって出てきます。

室温湿度60%のとき結露する温度
20度約12度以下の面
22度約14度以下の面
25度約17度以下の面

冬の外気が5度なら、単板ガラスの窓の表面は10度前後まで下がります。つまり室温20度・湿度60%の部屋では、窓に結露が出て当たり前ということです。「うちだけひどい」わけではありません。

効く順に、対策を並べる

対策費用効き目
湿度を50%以下に保つ0円〜大。根本の対策
1日2回、5分の換気0円
窓に断熱シート・プチプチを貼る1,000〜3,000円中〜大
結露防止テープ(サッシ下)500〜1,500円中。水の受け止め
サーキュレーターで空気を回す3,000〜8,000円
内窓・複層ガラスに交換5万〜20万円最大。ただし工事

いちばん見落とされるのが湿度です。乾燥対策で加湿器を強めに回しているなら、それが結露の原因になっている可能性があります。湿度計を1つ置いて、50%前後で止めるだけで劇的に減ります。

家の中で湿気を出しているもの

  • 石油ストーブ・ガスファンヒーター:燃やすと水蒸気が出ます。灯油1Lを燃やすと、約1Lの水が室内に出る計算です
  • 部屋干しの洗濯物:1回分でおよそ1〜2Lの水分
  • 入浴後の浴室:ドアを開けたままにすると家中に回ります
  • 加湿器:かけすぎ。就寝中つけっぱなしがいちばん危険です
  • 人の呼吸と汗:4人家族で1晩に1L前後

結露がひどい家は、この中のどれかが必ず当てはまります。心当たりのあるものを1つやめるだけで変わります。

カビが生えてからの対処

  • ゴムパッキンの黒カビ:塩素系のカビ取り剤を塗り、ラップで覆って30分置いてから流します。こすっても落ちません
  • 壁紙のカビ:消毒用アルコールで拭き取ります。塩素系は壁紙の色が抜けます
  • 木部・畳:塩素系は使えません。アルコールで拭き、しっかり乾かします
  • やってはいけない:乾いたまま掃除機で吸う(胞子を撒き散らします)、塩素系と酸性の洗剤を混ぜる(有毒ガス)

広い範囲に広がっている、壁の内側から出ているという場合は、表面を拭いても再発します。雨漏りや配管の水漏れが原因のこともあるので、そのときは業者に見てもらったほうが早く済みます。

朝の1分でできること

完全には防げないので、出た水をその日のうちに取るのが現実的です。放置した時間の長さが、カビが生えるかどうかを決めます。

  • 結露取りワイパーで下に集めて拭き取る(1窓20秒)
  • サッシの溝にたまった水を、古タオルで吸わせる
  • カーテンが濡れていたら開けて乾かす(濡れたカーテンはカビの温床です)
  • 窓際に置いた家具は、壁から5cm離す

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結露取りワイパーは数百円から買えて、毎朝の負担がはっきり減ります。あわせて湿度計を置くと、加湿しすぎているかどうかが数字で判断できます。

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まとめ

結露は家の欠陥ではなく、室温・湿度・窓の冷たさの3つで決まる物理現象です。まず湿度を50%前後に抑え、1日2回換気し、それでも出た水はその日のうちに取る。この3つでカビまで進むことはかなり防げます。

乾燥対策で加湿を強めている方は、加湿しすぎが結露を呼んでいないかを一度確認してみてください。

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