健康診断で「血圧、少し高いですね」と言われた。そこで家庭用の血圧計を検討する人は多いと思います。ただ、家で測った値が病院と違って戸惑うケースもよくあります。機種選びと測り方をセットで押さえておきましょう。
上腕式を選ぶのが基本
血圧計には腕に巻く上腕式と、手首に巻く手首式があります。精度が安定するのは上腕式で、医療機関でも同じ方式です。手首式はコンパクトで持ち運びに便利ですが、心臓の高さに合わせないと誤差が出やすい。継続して記録を取り、医師に見せる目的なら上腕式を選んでください。価格は5000円〜1万5000円程度です。
カフ(腕帯)の形式で使い勝手が変わる
上腕式には、巻きつけるタイプと腕を通すアーム型があります。アーム型は毎回同じ位置に固定されるので測定のばらつきが少なく、片手でも扱いやすい。ただし本体が大きく、価格も上がります。毎日測るなら固定式、収納優先なら巻きつけ式、という判断でよいと思います。
確認しておきたい表示と機能
実用的なのは「カフの巻き方チェック機能」「メモリー機能(できれば2人分)」「不規則脈波の検知」の3つ。スマホ連携は記録が自動化されて便利ですが、なくてもノートに書けば済みます。体組成計と同じで、続けられる形かどうかが最も重要です。
測り方で数値は10以上変わる
正しい手順は、①測る前に5分静かに座る ②背もたれに寄りかかり、足は組まず床につける ③カフの位置を心臓の高さに合わせる ④測定中はしゃべらない。直前の喫煙、カフェイン、入浴、運動は避けます。厚着の上から巻くのも誤差の原因になるので、薄手の衣類か素肌の上に巻いてください。
いつ、どう記録するか
推奨されるのは朝と夜の2回。朝は起床後1時間以内、排尿後、朝食と服薬の前。夜は就寝前です。毎回2回測って平均を取ると安定します。1回の高い値に一喜一憂せず、1〜2週間分の平均を見るのが正しい使い方。記録は日付・時刻・上下の数値・脈拍を残し、受診時に持参してください。尿酸値の管理などと同様、自宅の記録は診断の重要な材料になります。
まとめ
上腕式を選ぶ、5分座ってから心臓の高さで測る、朝晩2回を記録して平均で見る。この3点です。数値の判断や薬の要否は自己判断せず、記録を持って医師に相談してください。スマートウォッチの血圧関連機能は参考値であり、医療機器の代わりにはなりません。


