「シャンプー後に頭皮がつっぱる」「乾燥する季節に細かいフケが出る」。これは頭皮の乾燥が原因かもしれません。顔と同じく頭皮も皮膚。加齢や洗いすぎで皮脂が減ると、かゆみやフケにつながります。乾燥タイプのケアを知っておきましょう。
乾燥フケと脂性フケの違い
フケには2種類あります。パラパラ落ちる細かいフケは乾燥タイプ、ベタっとした大きなフケは皮脂の過剰が原因です。乾燥タイプなのに洗浄力の強いシャンプーを使うと悪化します。まず自分のタイプを見極めましょう。フケ対策の基本も参考になります。
洗いすぎをやめる
1日に何度も洗ったり、爪を立ててこすったりすると、必要な皮脂まで奪われます。洗うのは1日1回、指の腹でやさしく。シャンプーの頻度と洗い方を見直すだけで、つっぱり感が和らぐことがあります。
シャンプー選びを変える
乾燥が気になる時期は、アミノ酸系などマイルドな洗浄成分のものが向いています。洗浄力が強い高級アルコール系は、さっぱり洗える反面、皮脂を落としすぎて乾燥を招くことがあります。パッケージの成分表示で「ココイル」「ラウロイル」などアミノ酸系の表記を目安に選ぶとよいでしょう。トリートメントは頭皮ではなく毛先を中心につけるのがコツです。
すすぎとお湯の温度
熱いシャワーは乾燥を進めます。38度前後のぬるめのお湯で、すすぎ残しがないようにしっかり流します。ドライヤーの熱風を頭皮に近づけすぎないことも大切です。
かゆくてもかかない
かくと傷ができ、さらにかゆくなる悪循環に陥ります。かゆみが強いときは頭皮用の保湿ローションを使うと落ち着きます。頭皮のかゆみの原因とケアも合わせて確認してください。
乾燥によるフケと、脂によるフケは違う
同じ「フケ」でも、原因が逆であれば対処も逆になります。ここを取り違えると、洗えば洗うほど悪化します。
| 乾性フケ | 脂性フケ | |
|---|---|---|
| 見た目 | 細かく、白くパラパラ落ちる | 大きく、しっとり黄色っぽい |
| 落ちる場所 | 肩に散る | 髪の根元に付着している |
| 季節 | 冬に増える | 通年〜夏に増える |
| やること | 洗いすぎをやめて保湿 | きちんと洗って皮脂を落とす |
冬に増えるのはほぼ乾性です。ここで「フケ=不潔」と考えて洗浄力の強いシャンプーに替えると、確実に悪化します。
頭皮が乾く原因は、季節だけではない
- お湯の温度が高い:42度以上のシャワーを頭に当てると、必要な皮脂まで流れます。38〜40度が目安です
- 洗う回数が多い:1日2回洗っているなら、まず1回に減らします
- すすぎ残し:耳の後ろと後頭部に残りやすく、そこからかゆみが出ます
- 乾かしていない:自然乾燥は雑菌が増えます。ただし熱風を近づけすぎるのも乾燥の原因です
- 暖房:頭は部屋のなかで高い位置にあり、乾いた空気の影響を最も受けます
洗い方を変えるだけで収まることが多い
- 予洗いを1分:お湯だけで汚れの大半は落ちます。ここを丁寧にやるとシャンプーの量が半分で済みます
- シャンプーは手で泡立ててから:原液を頭皮に直接つけると刺激になります
- 指の腹で動かす:爪を立てない。1分程度で十分です
- すすぎは洗う時間の2倍:ここがいちばん省略されています
- ドライヤーは20cm離す:根元から風を入れ、同じ場所に当て続けないこと
受診したほうがよい場合
洗い方を2週間変えても改善しない場合、単なる乾燥ではないことがあります。
- 赤みがあり、フケが大きくべたついている(脂漏性皮膚炎の可能性)
- かゆみが強く、掻いて傷ができている
- フケと同時に抜け毛が増えている
- 境目のはっきりした赤い部分がある
脂漏性皮膚炎は市販のシャンプーではなかなか収まらず、処方薬で短期間に落ち着くことが多いものです。長く悩んでいるなら、一度皮膚科で確かめたほうが結果的に早く済みます。
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まとめ
頭皮の乾燥対策は「洗いすぎない・マイルドに洗う・ぬるま湯・保湿」。フケやかゆみが続く場合は皮膚科の相談も選択肢です。まずは洗い方から見直してみましょう。


