7時間寝ているのに疲れが取れない。そんなとき、睡眠を数値で見えるようにすると原因の見当がつくことがあります。医療機器ではないので過信は禁物ですが、生活習慣を見直すきっかけとしては十分役立ちます。
3つのタイプと向き不向き
腕時計型(スマートウォッチ)、指輪型(スマートリング)、そして敷布団やマットの下に置くシート型があります。腕時計型は日中の活動量も一緒に測れて汎用性が高い。指輪型は睡眠中の装着感が軽く、寝返りの邪魔になりません。シート型は何も身につけずに済むのが最大の利点で、時計が苦手な人に向きます。
何がわかって、何がわからないか
多くの機器は、心拍・体動・呼吸のリズムから睡眠時間、寝つくまでの時間、途中で目覚めた回数、睡眠の深さの推定を出します。ただし脳波を測っているわけではないので、深い/浅いの判定はあくまで推定値です。日ごとの絶対値より、1〜2週間の傾向として見るのが正しい使い方になります。
選ぶときに確認する3点
①充電の頻度(毎日充電が必要だと、充電した日は測れません。1週間持つものが実用的)②装着感(違和感で目が覚めては本末転倒)③記録が後から見返せるか。アプリの見やすさは毎日触る部分なので、購入前にアプリのレビューも確認しておくと失敗が減ります。スマートウォッチの基本を押さえたうえで比較すると判断しやすいです。
数値をどう生活に反映させるか
まず2週間そのまま計測し、基準を作ります。そのうえで「飲酒した日」「夜遅くに食事した日」「入浴が寝る直前だった日」「昼にコーヒーを飲んだ日」などをメモと突き合わせると、自分に効いている要因が見えてきます。多くの人で、飲酒した夜は中途覚醒が増え、睡眠の質の指標が下がる傾向が出ます。数字で見えると、説得力が違います。
数値に振り回されないこと
スコアが低い日に「今日は調子が悪いはずだ」と思い込んでしまう、いわゆる数値への過敏化には注意が必要です。あくまで生活習慣を調整する材料であり、体調の判定ではありません。大きないびきや呼吸の停止が疑われる、日中に強い眠気が続くといった場合は、機器の数値ではなく医療機関で睡眠時無呼吸の検査を受けてください。運転中の強い眠気がある場合は特に早めの受診を。
まとめ
装着感と充電頻度で機器を選び、2週間の傾向で見る。飲酒・食事・入浴・カフェインとの関係を突き合わせると改善点が見つかります。就寝前のリラックス習慣と組み合わせて、数値が変わるかを確かめてみてください。


