化粧水を変えても肌の乾燥やかゆみが落ち着かない。そんなときに見落とされがちなのが、毎日のシャワーの浴び方です。中年になると皮脂を作る力も、水分を抱え込む力も落ちていきます。若いころと同じ「熱いお湯でゴシゴシ」を続けていると、洗うたびに肌のバリアを削っている状態になりかねません。
熱いシャワーが乾燥の引き金になる
肌の表面は、皮脂と角質層の保湿成分が薄い膜をつくって水分を守っています。この膜は熱に弱く、42度を超えるお湯を浴び続けると簡単に流れ落ちます。風呂上がりに肌がつっぱる、しばらくすると背中やすねがかゆくなる、という人は温度が高すぎるサインです。
お湯の温度は38〜40度を目安に
体を洗うときのお湯は38〜40度が目安です。給湯器の設定温度を1〜2度下げるだけでよく、水に近い温度まで我慢する必要はありません。シャワーを浴びる時間は10分前後、湯船につかる場合も40度前後で15分程度が落としどころです。
ボディソープは「泡で洗う」だけで十分
皮脂が多いのは頭、顔、胸、背中の中心あたりで、腕やすね、脇腹はもともと皮脂が少ない部分です。よく泡立てた洗浄剤を手のひらでのせ、泡を滑らせるように洗えば汚れは落ちます。皮脂の少ない部分は、お湯で流すだけの日があってもかまいません。洗浄剤の選び方はボディソープの選び方も参考にしてください。
ナイロンタオルでゴシゴシは肌を削る行為
硬いナイロンタオルで強くこする洗い方は、汚れと一緒に角質を削り取ります。一時的にさっぱりしても、肌は足りない角質を慌てて作ろうとして厚く硬くなり、かえってごわつきや黒ずみにつながります。すでにひじやかかとがガサついている人は、ひじ・かかとのガサガサ対策とあわせて、道具を手か綿タオルに替えてみてください。
湯上がり10分が保湿のゴールデンタイム
風呂上がりの肌は水分を含んでいますが、放置すると蒸発するときに内部の水分まで奪っていきます。バスタオルで押さえて水気を取ったら、10分以内に保湿剤を塗るのが基本です。乾きやすいすね、腰まわり、二の腕から先に塗ると塗り忘れが減ります。汗による赤みが出やすい季節は汗による肌荒れのケアも確認しておくと安心です。
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洗浄力が強すぎると、必要な皮脂まで落ちて乾燥します。冬にかゆみが出る人は、温度を下げるのと同時に洗うものも見直してみてください。
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まとめ
お湯は38〜40度、洗うのは泡で、道具は柔らかいものに替え、湯上がり10分以内に保湿する。費用をかけずにできる4点ですが、数週間で乾燥やかゆみの感じ方は変わってきます。それでもかゆみや赤みが引かない、掻き壊してしまうという場合は、湿疹など治療が必要な状態のことがあります。洗浄剤を替え続けるより、皮膚科で一度診てもらうほうが早く落ち着きます。


