カバンの中に何年も入れっぱなしのモバイルバッテリー、ケーブルの付け根が少し裂けた充電器。日常的に使っているだけに、状態を確認する機会は意外とありません。リチウムイオン電池は便利な反面、劣化や損傷を放置すると発熱や発火につながることがあります。ここでは買い替えや廃棄の判断も含め、押さえておきたい点をまとめます。
まず確認したい表示とマーク
国内で販売されるモバイルバッテリーは電気用品安全法の対象で、本体にPSEマークと事業者名の表示があります。手持ちの製品を裏返して、この表示があるかを確認してください。表示のない製品や、輸入サイトで極端に安く買ったものは、保護回路の品質が分からないため常用は避けたほうが無難です。
劣化と異常のサイン
本体が膨らんでいる、ケースの合わせ目に隙間ができた、充電中に手で持てないほど熱くなる、以前より極端に持ちが悪くなった、こうした状態は使用を止める目安です。とくに膨張は内部でガスが発生している状態なので、押したり穴を開けたりせず、そのまま使用を中止してください。ケーブルは付け根の被覆が裂けているものを使い続けないことです。
置き場所と充電のしかた
直射日光の当たる車内、布団やソファの上、書類の山の中は避けてください。熱がこもると劣化が早く進みます。就寝中に枕元で充電する習慣がある方は、硬く平らな場所に移すだけでもリスクを減らせます。満充電のまま何か月も放置するのも、逆に空のまま放置するのも劣化を早めます。長期保管するなら半分程度の残量が目安です。スマートフォン側の持ちが気になる方はスマホのバッテリーが減りやすいときの確認点もご覧ください。
充電器とケーブルの組み合わせ
急速充電を使うなら、充電器・ケーブル・機器の三つが同じ規格に対応している必要があります。ケーブルが対応していないと、速度が出ないだけでなく発熱の原因にもなります。使わない機器の付属品を寄せ集めて使い回している場合は、一度整理しておくと安心です。据え置きで使うならワイヤレス充電器の選び方という選択肢もあります。製品選びの基本はモバイルバッテリーの選び方にまとめています。
捨て方と持ち込みのルール
リチウムイオン電池は家庭ごみに出せません。自治体の回収か、家電量販店などに設置された回収ボックスを利用してください。ごみ収集車や処理施設での火災原因になっています。また飛行機では預け入れ荷物に入れられず、機内持ち込みが原則です。容量の上限も定められているため、出張前に確認しておくと当日困りません。
買い替えるなら(PR)
国内で販売するモバイルバッテリーにはPSEマークの表示が義務づけられています。膨らんだもの、購入から3〜4年たったものは、買い替えを検討してください。
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まとめ
年に一度、手持ちのバッテリーとケーブルを並べて、膨らみ・傷み・発熱を確認する。それだけで事故の芽はかなり摘めます。膨らんだものは使い続けず、自治体や回収ボックスのルールに従って処分してください。


