歯を磨くと洗面台が赤くなる。痛くはないし、そのうち治るだろうと放置している――これは中年男性に非常に多いパターンです。歯周病は痛みが出た時点で相当進んでいるので、出血の段階で手を打つべきです。
歯周病は歯を失う最大の原因
成人が歯を失う原因の筆頭は、虫歯ではなく歯周病です。歯を支えている骨が少しずつ溶けていく病気で、自覚症状が乏しいのが厄介なところです。
しかも、歯周病は口の中だけの問題ではありません。糖尿病や心血管疾患との関連も指摘されており、血糖値が気になる人にとっては特に見過ごせないテーマです。
磨き方を変える
強く磨けばいいというものではありません。強すぎるブラッシングは歯ぐきを下げ、歯の根元を削ってしまいます。ペンを持つように軽く握り、歯と歯ぐきの境目に45度で当て、小刻みに動かすのが基本です。
時間の目安は3分以上。磨き残しが出やすいのは奥歯の外側と、下の前歯の裏側です。
歯間ケアをしないと意味がない
歯ブラシだけでは、汚れは全体の六割程度しか取れないといわれます。歯間ブラシかデンタルフロスを併用して初めて八割以上になります。歯周病が進むのはまさに歯と歯の間です。
サイズは無理なく入る一番小さいものから。痛い・入らないと感じたらサイズが合っていません。口腔洗浄器(ジェットウォッシャー)は補助として有効ですが、フロスの代わりにはなりません。
生活習慣の影響が大きい
喫煙は歯周病の最大のリスク因子です。血行が悪くなるため出血しにくく、気づいたときには進行していることもあります。ストレスや睡眠不足も免疫力を下げ、歯ぐきの炎症を悪化させます。
寝ている間は唾液が減るので、菌が一番増えるのは夜中です。一日のうちで一回だけ丁寧にやるなら、寝る前が正解です。
歯科での定期クリーニング
歯石になってしまうと、どんなに磨いても自分では取れません。3〜6ヶ月に一度のクリーニングが現実的な防御線です。痛くないうちに行けば時間も費用も少なく済みます。
健康診断のように予定に組み込むのがコツです。健康診断の活かし方と同じく、定期的に見てもらうこと自体が一番の対策です。
実際に選ぶときは(PR)
歯ブラシだけでは歯と歯の間に届きません。歯間ブラシはサイズが合わないと歯ぐきを傷めるので、細いものから試してください。
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まとめ
歯ぐきからの出血は、病気のサインであってケガではありません。軽く丁寧に磨く、歯間ケアを足す、半年に一度は歯科へ。歯は治療になると費用も時間も大きいので、予防の投資効率が最も高い部位です。


